2015年08月13日
Tyrese / Black Rose
9月くらいにEssence Festivalのリポートを書こうかな……あと『新R&B入門』についても書かないと!と思ったのだけど、ブログの書き方を忘れかけていたので、1年ぶりくらいに更新してみた。以下、朝、起きがけにFacebookに書いた駄文のコピペ。
朝から晩まで、気がつけばタイリースの“Shame”を聴いている…という日々が(NOLA滞在時も含め)1ヵ月以上続いている。サム・ディーズ作のアトランティック・スター名曲“Send For Me”をさりげなく引用し、サム・クックを起点とする濃厚なソウル/ゴスペルの血脈を受け継ぐシャウト交じりの激唱で、実直かつエモーショナルに歌い上げ るソウル・バラッド。贅沢にもバック・ヴォーカルの一員として起用されたジェニファー・ハドソンは、アルバムにフィーチャリング・シンガーとして参加したクリセット・ミシェルやブランディよりも圧倒的な存在感を示す。聴きながら拳を握りしめてしまうような、どこをどう切っても“ソウル”としか言いようがない曲に、2015年という時代に出会えたことが、ただただ嬉しい。個人的には、年内にこれを凌ぐ名曲に出会わない限り、2015年のNo.1 R&Bソングとなりそう。制作はウォーリン・キャンベルで、DJ.ロジャーズJr.がペンを交え、ギターがワー・ワー・ワトソン。
朝から晩まで、気がつけばタイリースの“Shame”を聴いている…という日々が(NOLA滞在時も含め)1ヵ月以上続いている。サム・ディーズ作のアトランティック・スター名曲“Send For Me”をさりげなく引用し、サム・クックを起点とする濃厚なソウル/ゴスペルの血脈を受け継ぐシャウト交じりの激唱で、実直かつエモーショナルに歌い上げ るソウル・バラッド。贅沢にもバック・ヴォーカルの一員として起用されたジェニファー・ハドソンは、アルバムにフィーチャリング・シンガーとして参加したクリセット・ミシェルやブランディよりも圧倒的な存在感を示す。聴きながら拳を握りしめてしまうような、どこをどう切っても“ソウル”としか言いようがない曲に、2015年という時代に出会えたことが、ただただ嬉しい。個人的には、年内にこれを凌ぐ名曲に出会わない限り、2015年のNo.1 R&Bソングとなりそう。制作はウォーリン・キャンベルで、DJ.ロジャーズJr.がペンを交え、ギターがワー・ワー・ワトソン。
ピアノ基調のシンプルなバックやクワイア調のコーラスなど、曲の作りは何となくサム・スミス“Stay With Me“と似てたりもするけど、サムの曲が(いい曲だけど)大仰でどこか壁があるというか心底のめり込めないのに対し、タイリースのこれはどっぷり浸れる。 これはもう個人の趣味でしかないが、勝手に比較させてもらうなら、一応R&Bと呼ばれるサムの曲と真正R&Bなタイリースの曲とでは、微妙なようで大きな違いがある。タイリースのシンガーとしての年季、LAのワッツ地区で育ったチャーチ・ルーツを持つ黒人としてのプライド……なんかもう気迫が違う。
この“Shame”を含むアルバム『Black
Rose』は、早々に(自身初となる)全米アルバム・チャート1位を獲得。俳優としての人気等いろいろ要因はあると思うが、こういうストレートな
R&Bアルバムが全米No.1を獲得するアメリカのチャートは頼もしいというか健全というか、やっぱりいいなぁと思ってしまうのであります。
soul_ringo at 11:58