Essence Festival 2013 観戦報告
2013年は、たった1回更新しただけだった。本気でブログを閉鎖しようと思ったが、それでもEssence Festivalのライヴ・リポートは備忘録を兼ねて書いておきたい。2013年のうちには……と思っていたのが結局年を越してしまい、前日祭の〈Family Reunion Day〉のリポだけは書いたものの、それからアレやコレやで放置状態となり、気がつけば2014年も半年が終了。今年のEssence Fest.まで1週間をきったところで、さすがに行くまでには何とかせねばと思い、こうして久々にブログを書いている。
まあ、そもそもライヴ・リポートが目的でフェスに行っているわけではないし、リアルタイムでFacebookやTwitterなんかに写真や映像を簡単なコメントとともにアップして、自分的にはそれでもう十分だったというのもある。とはいえ、とりあえず形だけでもやってくれという声も(ありがたいことに)少なからずあり、メモと薄れた記憶を頼りにまとめてみた。当初は例年通り座談会をするつもりだったが、まとめ役の僕が全く動けず、さすがに今からでは申し訳ないので、今年はTwitterの延長みたいな独り語りの雑記的な感じで。情報面も含め、かなりラフなリポートであることを予めお断りしておきます。
Essence Fest.については、一昨年書いたコチラをお読みいただくとして。2013年からは、フェスの正式名称が、それまでのEssence Music FestivalからMusicが取れてEssence Festivalになった(なのでEMFという略語は使えない)。なんでも、音楽だけでなくブラック・カルチャー全体を包括したイヴェントにするということで、前日に〈Family Reunion Day〉みたいなイヴェントが加わったのもそういうことなのだろう。アフリカン・アメリカンの集いの場となるコンヴェンション・センターでの催し物も、それまでより若干グレードアップした印象を受けた。とはいえ、スーパードーム(Mercedes-Benz Superdome)で行われる3日間のライヴが中心であることに変わりはないし、自分にとってもそれが最大の目的であることに変わりはない。アーティストとのMeet&Greetとかは二の次。とにかくライヴそのものを楽しみたい。
個人的にフェスへの参加は2013年で連続9回目。時間的・金銭的にかなり無理をしているが、R&Bの書き手としてこれほど収穫の多いイヴェントはないし、その年から翌年にかけてのシーンの動向みたいなものが掴めるので、ヘタに動き回るより、年一回、ニューオーリンズに飛んでしまった方が効率がいい。というわけで、2013年のEssence Fest.は、〈Family Reunion Day〉を含めて、7月4日~7日の4日間。リポートは以下からどうぞ。
●Family Reunion Day:7月4日(木)
●Day 1:7月5日(金)
●Day 2:7月6日(土)
●Day 3:7月7日(日)
開催まで1週間をきった2014年のEssence Fest.(7月3日~6日)。今年はフェスが20周年、個人的には参加10年目という節目でもあり、感慨深い。出演者もここ数年ではダントツで豪華で、ランナップを見ているだけでもクラクラする。初日のメイン・ステージで行われるプリンスのショウ(ナイル・ロジャースも参戦! 前座扱いでジャネル・モネイ)から凄いことになりそうだ。個人的には、今やEssence名物のメアリー・J.ブライジやチャーリー・ウィルソンはもちろん、エリカ・バドゥ、ジル・スコット、レディシが揃って出演するあたりにも胸が熱くなるし、ジャギド・エッジ、112、デイ26といった男性ヴォーカル・グループ、それにセバスチャン・マイケル、セヴン・ストリーター、オーガスト・アルシーナ、キング、リヴ・ウォーフィールドのような新進気鋭もしくはインディ・アーティストのショウにも胸躍る。去年ドタキャンしたデイリーも今年は観られるか。同じく今年出演するマーシャ・アンブロウジアスとの“Alone Together”は、ぜひ生で観たいところだ。あとは復活したテヴィン・キャンベル。ザ・ルーツとテイマー・ブラクストンがメイン・ステージというのも凄いな。ワケあってミシェル・ウィリアムズも観ないといけない(笑)。ケリー・プライスも追加ときた! このぶんだと、ラヒーム・ディヴォーン、リーラ・ジェイムズ、SWV、エステル、エル・ヴァーナーあたりはパスしないといけないかな(何て贅沢な!)。ステファニー・ミルズも、もう一度じっくり観たいが。ライオネル・リッチーのショウを優雅に観ている暇はなさそう。せめて“All Night Long”だけでも……。
さらに前日の〈Family Reunion Day〉にはエリカ・キャンベルやウェイナ、フル・フォース(!)が出るうえ、スーパードームでの前夜祭にはジャズミン・サリヴァン、K・ミシェル、ジェシー・ボイキンズIII、トレイ・ソングス、そしてナズが出演と、体が3つくらい欲しくなるほど。楽しみというより、どう動き回ればいいか、今から頭を悩ませている。今年のレポートは、やるとしたら大変そうだなぁ。